会長の”三行日記”

2015.10.14

そばと健康 No.2776

先日は飲んだ時のラ-メンのおいしさについて触れましたが、今日はそばの話です。私はどちらかというと、最近ではラ-メンよりそばの方が食べたくなっているものですが、先日、御殿場のお蕎麦屋さんに寄ったら、そばと健康というチラシがありましたので、そこから紹介したいと思います。

まずそばは生活習慣病を予防する健康食だと載っていました。中高年ともなると、糖尿病や肝疾患、高血圧や動脈硬化など、知らず知らず生活習慣病にに陥っている人は多いと言われています。

それは長年の偏食や高カロリ-食、不摂生、運動不足やストレスが原因となるものです。同様な生活を送れば10代や20代の若年層や子どもたちも例外ではありません。その生活習慣病の予防策として、見直されている食品がそばだと言われているのです。

もともとそばは良質の栄養分をバランスよく含み、体の生理機能を正常に働かせて、老廃物を排泄することが知られていたそうです。その昔、山中で修業する行者や修験者はそば粉を清流や湧水で溶かして飲んだり、そば粉を練って梅干しを混ぜた丸薬を持ち歩いて食べていたということが伝えられています。

満足な食事もままならない山の生活で精力を保ち、厳しい修業に耐えられたのも、このそばのお陰とも言えるのでしょう。またこのそばを常食としている中国の山岳地帯では、高血圧や糖尿病の発生率が極めて低いそうです。

そんなわけでこのところ欧米人の間でも、動物性脂肪の少ない日本食の良さが認められていますが、とりわけそばは低カロリ-で、栄養バランスのよいヘルシ-食としても人気が高く、代表的なものと言えるのではないでしょうか。

私のように歳をとってくるとギトギトしたラ-メンより、あっさりとしたそばの方を好むのはそういった意味からは道理に適っているとも言えるものです。またその他にも効能があって、女性などの悩みの1つである便秘症の解消にもそばはお薦めとのことです。

そしてそば好きには呑んべえが多いそうですが、脂肪肝や肝硬変、ガンを予防する成分も含むことから、お酒を飲んだ後、ラ-メンではなくそばを食べるということも正しい選択と言えるということです。

このように至って健康的な食品とも言えるそばですが、ただ1つのネックは少し価格が高いということかもしれません。お店によって格差はあるものですが、総じて値段が高いように感ずるのは私だけでしょうか。

特に少し知られた名高いお店になるとその傾向が増します。まあ原料が安くないからでしょうが、おいしく割安に食べることができたらこんなに良いことはありません。それとそうしたお店を見つけるのも結構、楽しみの1つかもしれません。

明日15日は一日、会社を留守にするためカキコミは休ませていただきます。