会長の”三行日記”

2015.06.09

カビ No.2717

 関東・東海地方にも梅雨入り宣言が出されました。いよいよ、鬱陶しい梅雨のシ-ズン到来です。梅雨と言えばこの時期一番気になるのがカビのことです。雨が多いだけにあの独特の嫌な臭いが気になるものです。

でも手入れ次第ではカビのストレスとは無縁な、快適な生活を送れることもできると新聞に載っていました。その防止のポイントが記されていましたので紹介したいと思います。

① 浴室や台所などの水回りはこまめに掃除し、水滴や水たまりをふき取る

② 窓や扉を時々開けて室内の通気性を良くし、湿度を低めに保つ

③ 押し入れやクロゼットを時々換気し、収納物を出して乾燥させる

④ 窓や壁の結露水を放置せずにふき取る。結露する所で断熱対策をする

⑤ 浴室や結露しやすい部屋では防カビ剤やカビ取り剤を使う

というわけで、カビが発生しやすいのは水がたまりやすい所、結露しやすい所、空気の流れが悪く、湿気の多い所だと指摘されています。そしてカビの多くは湿度80%以上で発育するとのことで、また日本の一般住宅の湿度は年平均で30~80%と言われています。

ですから本来は発育しにくいはずですが、浴室の水たまりや結露しやすい壁の表面温度は100%とのことで、そこに発生してしまうのです。従ってこの水分を取り除いてしまえば良いわけです。

つまり浴室では入浴後に換気扇を回し、しばらくしても水滴が残る排水溝や目地の水分をふき取れば、カビの発生は抑えられると言われています。またカビ取り剤だけでなく、浴室用洗剤でもカビは落ちると言われます。

ですから私も時々はやっている風呂の掃除で、タイルの目地の部分に洗剤をつけ、スポンジでこするやり方も悪くはないかもしれません。とにかく風通し良く清潔にしなければ、カビの温床になってしまうということなのでしょう。

そうしてみると最近の家全体をアルミサッシなどの窓で完全密閉されている家よりかは、築50年以上のオンボロで風通しの良い我が家の方がカビが生えにくいと言えるかもしれません。満更、ボロ家も悪いことばかりではないですね。