会長の”三行日記”

2015.02.23

NHK大河ドラマ No.2693

 先週金曜日はこちらを夜中の12時半過ぎに出て行き、浦和にて3時半過ぎから5時ぐらいまでLBS交換の夜間工事、また土曜日は秦野のお客様の工場で、突風にあおられて高圧盤キュ-ビクルの扉が変形してしまったということで、その修繕で扉引取り他の作業を行なってきました。

どちらもどこの企業でも対応できるというものではなく、小回りやそれなりのお客様の要望に添わなければできない仕事です。言い換えれば弊社のようなところでなくては対応できないとも言えます。こうした少しでもお客様のお役に立てるよう、仕事を選ばないのが弊社の信条とも言えるわけです。

さて話はガラッと変わりますが、NHKの今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率があまり良くないようです。明治維新の精神的指導者とも言われている吉田松陰の妹を主人公としている物語なのですが、松陰と違って妹の文だけに知名度が高くなく、しかも女性の主人公ということが影響しているのでしょうか。

過去においても女性の主人公を扱った、11年放送の上野樹理主演『江~姫たちの戦国~』や、13年放送の綾瀬はるか主演『八重の桜』がやはりあまり高い視聴率を取れなかったということです。

ではなぜ過去の失敗を顧みず、こうした地味な主人公にNHKはこだわったのかというと、一説には近年歴史好きな女性の視聴者が増えていることがその理由にあるようです。つまり大河ドラマは依然として中高年層が中心となっていますが、新しい視聴者層、特に特に若い女性層の開拓を狙っているみたいです。

それが文の兄の吉田松陰役の伊勢谷友介さんを始め、小田村伊之助役の大沢たかおさん、また久坂玄瑞役の東出昌大さんといった、女性に人気のあるイケメン俳優をキャストに並べていることからも窺えます。

と言っても初回から見続けている私などからすれば、こうしたことではないにしても十分このドラマを楽しんでいる一人です。まず兄思いの主人公である、井上真央さんがとても可愛らしくていいですね。ハチャメチャな松陰が牢獄に囚われていても、何とかその力になろうとする奮闘ぶりが面白いところです。

そして泣き虫の彼女をそっと抱き寄せ、温かく支えてくれる母親役の壇ふみさんの何とも言えない素敵な笑顔に、家族の強いきずなを感ずるものです。ですからその始まりの導入部にうまく入り込んだ人は、このドラマの面白さが解りますが、途中からではなかなか入り込めないということでしょうか。

とにかく近頃なかなか見たいという番組が少なくなっている中、マッサンといい、火曜日の夜10時からのドラマ10といった、面白い番組がNHKに集中しているように感じます。いろいろと取り沙汰されている同局の会長の傲慢さは抜きにしても、NHKは結構頑張っているのではないでしょうか。