会長の”三行日記”

2015.02.03

愛妻の日 No.2684

 既に過ぎ去ってしまいましたが、先月末の1月31日はその数字にちなんで、あい(I)さい(31)・愛妻の日と呼ばれているそうです。ネットによると愛妻の日とは、妻というもっとも身近な存在を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないという願いからみたいです。

そして妻への日頃の感謝を花束に託して贈ろうなどと言われていますが、このことも他のいろいろな月日の語呂にちなんだ「○○の日」同様、業界の戦略めいたことではないかと思われますが、改めてお互いの関係を良き方向で見直す意味でも意義あることではないでしょうか。

この愛妻の日ということから、先日は夫から妻に対しての呼び方をテレビで取り上げていました。どうやら奥様の方はママとかお母さんなどと呼ばれるより、自分の名前を呼ばれた方が好感を持つみたいです。

でも最初はそう呼び合っていても、子どもが生まれその子育ての時期を挟むと、どうしてもお互いの名前(ファ-ストネイム)を呼び合うことは少なくなるものです。それは子どもがいる以上、立場上仕方のないことでもあるわけです。

そんなことからテレビでは今までパパ、ママと呼び合っていた夫婦の男性の方に、実験として相手には内緒にこの名前を呼ばれた時の相手の反応を確かめようと試みていました。

でも今までママと呼んでいた習慣が長いためか、照れもあってなかなか妻の名前を呼べないものです。そして2日ぐらい経って、ようやく呼んだときの奥さんの方の反応が実に面白いものでした。

一瞬、男性の方に後ろめたさがあるのではないかと感じたものの、それがないと分かると何か初々しいものを感じたようです。つまり恋人時代の関係が蘇ってくるような、ある種、新鮮な気持ちになったと言われているのです。

それならマンネリ化した夫婦関係を、こういうことで改善することも1つの方法ではないでしょうか。また以前やっていた朝のテレビドラマのように、お互いの名前をさん付けで呼び合うのもよいかもしれません。

相手のことを敬っているように感じられるからです。このように調査の結果でも、男女共に結婚後も“自分の名前”で呼んでほしいと願う人が多数を占めているようです。

長年連れ添っていれば、少しずつ立場や関係性が変わっていくのは仕方のないことですが、お互いを少しでも尊重する気持ちがあれば、このお互いの呼び方1つで関係が改善されるかもしれません。そうしたら花束を贈るより安いもので、ずっとその効果があるかもしれませんね。