会長の”三行日記”

2014.10.20

ふがいない巨人 No.2634

 セリ-グ・クライマックスシリ-ズファイナルステ-ジは阪神の4連勝であっけなく終わってしまいました。アドバンテ-ジの1勝はあったものの、巨人は実戦には1回も勝つことなく、敗れ去ってしまったのです。

まさにどうした盟主・巨人と言われても仕方ないところですが、最後までリズムに乗れないまま終わってしまったような気がします。これが短期決戦の難しいところではないでしょうか。

もっともアンチ巨人のこちらとしては、この結果は喜ばしいところで、強い巨人が目を覚まさないうちに倒さなければと思っていました。連敗はしていたものの、1つ勝つとム-ドがガラッと変わってしまうからです。

そんなわけで巨人の調子が出ないうちに終わってしまったようなファイナルステ-ジだったのですが、阪神の投手陣も良かったですね。その顔ぶれを比較するとやはり阪神の方が優っていたのではないでしょうか。

それとゴメスを中心とした打線が好調でしたね。さすがセリ-グ打点王です。このようにこうした短期決戦は早く調子を上げた方に軍配が上がるものですが、それにしても巨人はあれだけの選手が揃っているだけに、敵ながら不甲斐なさを感じたものです。

でもシ-ズン中にしたって、打線が定まっておらず、日替わりの組み換えで監督は結構、苦労したのではないでしょうか。このチ-ム、いつも感ずるところですが、獲得外人に比較的恵まれないところがあるように感じます。

今期もキュ-バから鳴り物入りで獲得したセペタが全く働きませんでした。このクライマックスシリ-ズでも満塁のチャンスで代打で出てホ-ムゲッツ-ですか。後で振り返っても結構、この場面が痛かったように思えます。

それと投手が揃っているようで、いまいちのように感じました。またシ-ズン終盤で菅野投手が肘を痛めたのが響きました。勝ちを計算できる投手が減ってしまったからです。

それにしてもFA組も含め、球界のそれなりの選手を根こそぎ集めている割には、圧倒的なところが見られません。そうするとただ良い選手だけ集めても強くはならないということかもしれません。

野球は9人でやるもの、やはり一人の力ではなく、必死になってナインが力を合わせてこそ勝ちを掴めるものです。何か私たち企業にも相通じるものがありますね。