会長の”三行日記”

2011.10.17

恐るべき韓国の存在 No.2092

先日、米・ホワイトハウスでオバマ米大統領と李明博韓国大統領が会談し、米韓自由貿易協定(FTA)を改めて確認し合い、事実上の早期発効をめざすことを合意しました。
 
聞くと、李明博大統領は国賓としての待遇だったとのことで、アメリカが韓国に対し、いかにその思い入れが深いかが示されています。オバマさんが招いた国賓としては、インド、メキシコ、中国、ドイツの各国首脳に続き5人目とのことですが、個人的な信頼関係も手伝ってのことでしょう。
 
一方、我が国への対応を考えてみると、先日の野田首相の訪米に示されているとおり、これとは明らかに態度が異なるものです。それもいくら国連出席のついでにオバマさんとの会談を設けたにしても、沖縄基地などの日本への要求が全面に押し出され、少なくとも双方和やかなム-ドとはとても言えないものです。
 
まあ、オバマさんが就任した後、首相が3人も4人も代わる我が国ですから、この人と約束をしても仕方がないという気持ちもあるのかもしれません。でも見方によっては、まるでアメリカと韓国の蜜月状態を日本に見せつけるような、今回の訪問だったように思えるものです。
 
ただ日本がしっかりと刻み付けておかなければいけないのが、FTAなどを駆使しての市場拡大に努めようとしている韓国の経済的パワ-です。アメリカとの同盟関係をより強固に結ぶことにより、日本の強敵として侮れず、その存在が益々膨らんでいくのではないでしょうか。
 
でもそうだからと言って、日本がアメリカに絶対的服従のような関係になることもなく、今後の日米関係は益々その駆け引きが難しくなっていくのではないでしょうか。
 
一方、話はガラッと変わりますが、国内のプロゴルフにおいても、恐るべき韓国パワ-を見せつけられています。先週行われた男子の日本オ-プンでも、プレ-オフの末、やはり勝ったのは韓国のベ・サンムン選手です。
 
そしてこの選手が現在賞金王として走り続けているわけですが、このままで終わると、昨年の金庚泰(キム・キョンテ)選手に続いて2年連続、韓国人選手による日本ツア-制覇となるわけです。
 
また女子の方も、圧倒的な飛距離を武器にアン・ソンジュ選手が、これも賞金王を独走しているような状態です。いったい日本選手は何をやっているのかと、歯がゆい思いをしているのは決して私だけではないものと思われます。
 
こうした政治・経済やスポ-ツに至るまで、恐るべき韓国の存在を見せつけられているものです。日本と韓国、いったいどこがどう違うのでしょうか。ニンニクやキムチという食べ物の違いだけとは思えないのですが...