会長の”三行日記”

2011.10.12

ザックJAPANの新戦力 No.2089

プロ野球ではいよいよ我が愛するヤクルトスワロ-ズがピンチです。昨日も宿敵・中日に敗れ、その差が2.5ゲ-ムと開き、今日にも中日のマジックが点灯しようとしています。でも折角、ここまで頑張ってきたのだから、最後の力を振り絞って逆転し、久しぶりの優勝を何とか掴んで欲しいものです。
 
一方、ザックJAPANの方はと言いますと、昨日のタジキスタン戦で何と8点もの大量点を奪い、完勝しました。初めて先発したマイク・ハ-フナ-選手もその長身を生かし、前半の代表初ゴ-ルに加え、後半にも1点を加え2得点もの大活躍を果たしました。
 
この選手、私はよく知らなかったため、風貌からして外人ではないかと思っていましたら、広島で生まれ、家族全員で93年に日本国籍を取得しているとのことです。
 
そして父はオランダ出身の元日本代表のGKコ-チで、今でも清水のコ-チを務めていると言います。また意外と苦労人で、今まで決して順風満帆にきたわけでもなく、ユ-スから昇格した横浜で結果を残せず、福岡、鳥栖、甲府のJ2を渡り歩いてきています。
 
鳥栖の時代、もう辞めようかと思ったときもあったみたいで、それでもその年15得点、また昨年の甲府では20得点を上げリ-グ得点王となり、チ-ムをJ1に昇格させた原動力となったのです。
 
そして今シ-ズン、ようやくその活躍がザッケローニ監督に認められ、9月に初招集されたわけです。この高さはこれからの日本にとって結構、大きな武器になるのではないでしょうか。
 
また昨日の試合では、中村憲剛選手が素晴らしい活躍をしました。トップ下というポジションでしょうか、うまくコントロ-ルをしながらボ-ルを出していました。その結果が自身の1ゴ-ルを含む、3アシストという活躍です。
 
こうなるとケガで休んでいる本田選手も、うかうかできないものです。またハ-フナ-選手と後半代わって出た、売り出し中の李忠成選手だって、内心穏やかではなかったはずです。
 
このように先発の選手がただ固定されているのではなく、チ-ム内で競争を繰り返し、調子のよい選手が起用されるとなっていけば日本代表も面白くなっていくはずです。
 
やはりそうしたお互いの競争意識がそのレベルを高めるはずです。それにしても、8点も入れた日本の攻撃は、観ていても本当に気持ちのよいものでした。
 
一方ではそれを呼んだのも、変に汚いファ-ルのなかった、タジキスタンのフェアプレ-だったかもしれません。ファ-ルの少ない試合は、眺めていても気持ちがよいものです。